「素祈」のヒトコマ

大切な人を想う時間。
「素祈」のある暮らしって、
実際どんなものなのだろう?
“大切な人を想うこと“と日々向き合っている
まなかの社員が出会った「素祈」を気軽にご紹介。
「素祈」のある暮らしの
参考にしていただけたら嬉しいです。

  • 4年前に亡くなった祖父の趣味はカラオケ。
    十八番は石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』でした。
    お墓参りに行った際、ふと思い出し、
    スマホから裕次郎の歌声を流してみました。
    「久しぶりに歌を楽しんでくれたらいいな」
    と、祖父を想い、手を合わせました。

  • 冬晴れの空。
    お正月の墓地には、お墓参りの人々。
    白御影のお墓に供えられた、北国からの手紙。
    故郷へ帰る前に立ち寄ってくれた人が、
    亡くなった父に宛てて感謝の気持ちを綴ってくれている。

    お墓は故人と会うためだけの場所ではなく、
    こうしてこの世に生きる私たちのことも繋いでくれる――。

  • 私は毎朝この仏像に新しい水をそそぎ、
    手を合わせている。

    私にとってこの行為は、
    過去であり、永遠であり、懺悔であり、戒めであり、
    救いであり、感謝であり、使命である。

    一日のはじまりに最も目を逸らしたいことに向き合うことで、
    自らの生のありがたみを噛みしめるように心がけている。