「素祈」のヒトコマ
大切な人を想う時間。
「素祈」のある暮らしって、
実際どんなものなのだろう?
“大切な人を想うこと“と日々向き合っている
まなかの社員が出会った「素祈」を気軽にご紹介。
「素祈」のある暮らしの
参考にしていただけたら嬉しいです。
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平日の夕方に見かける光景・・・
ランドセルを背負った男の子が一人で
宿り日堂に入っていきました。
お墓のかたちは変わっても、
次の世代にも祈りの習慣が
しっかり繋がっているのだと感じ、
すごく嬉しく思いました。 -
結婚式を挙げてから1年経ちました。
大規模な式ではありませんでしたが、
大切な方々に見守っていただきました。
「いまでもあの幸せな空間を思い出すよ」と、
友人が言ってくれました。
お互いを大切に想いあえる人たちが
こんなにいるということに心からの感謝を。 -
私の祖母の趣味はガーデニングでした。
庭のない家でしたが、屋上には祖母の育てている
植木がたくさんありました。
そこに行くには暗い倉庫のような部屋を通らないといけないため、
小さかった私にとってその屋上は、たくさんの美しい草木と相まって、
ちょっとした聖域のような、秘密のダンジョンのような、
なんとも言えないワクワクを与えてくれる場所でした。
初めてその屋上に連れて行ってもらった日に祖母が
「ここはばあちゃんの秘密基地なの」と
無邪気な笑顔で言っていたのをいまだに覚えています。
数年前に家を建て替え、祖母も亡くなってしまったけれど、
たくさんの草木を見ると、あの場所と祖母の笑顔を思い出します。