「素祈」のヒトコマ
大切な人を想う時間。
「素祈」のある暮らしって、
実際どんなものなのだろう?
“大切な人を想うこと“と日々向き合っている
まなかの社員が出会った「素祈」を気軽にご紹介。
「素祈」のある暮らしの
参考にしていただけたら嬉しいです。
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息子さんに逢いに来た母。
吹き抜ける風が好き‥とお参りの数分だけ
いつも扉を開放して座って参拝されている。
寂しくならないように‥と
参拝者がいない朝一に来苑し、静かにそっと
納骨堂の息子さんとラジオを聞いている。
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十月一日と二日は、三年ぶりの「例大祭」だった。
それまで例大祭は当たり前で、
神輿の担ぎ手として、
「疲れる。痛い。」が感想だった。
当たり前ではなくなった例大祭で
神輿を担ぎ、地域に神様を連れて歩いたとき、
自然に自分の子供が同じ神輿を担いでいられるような
平穏な未来であるようにと祈っていた。
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中学一年生くらいと小学四年生くらいの兄弟が
八聖殿(納骨堂)に入ろうとしていました。
扉の開け方に戸惑いながらも、兄が扉を開け、
弟がついていきます。親御さんも一緒だろうと
思っていましたが、しばらくして兄弟だけで
出てきました。兄弟は自転車に乗り、
二人、笑顔で帰っていきました。小さな兄弟だけで
お参りをしている姿が凄く素敵だなと思いました。